今回はご献本PRの巻です。お題はこちらの本、『改訂2版 RユーザのためのRStudio[実践]入門〜tidyverseによるモダンな分析フローの世界』です。
リアルでもバーチャルでも大変お世話になっているy__mattuさんより、ありがたく献本いただけました。どうやら、今回の改訂では56ページほどページ数が増えているようです。
目次やら詳細は技術評論者のページをご覧ください。
端的に言うと、データ分析でR言語を使ったことがあるユーザーで、Rの比較的新しいライブラリの使い方を知りたい方、RStudioを使って生産性高く分析をしたい方にピッタリの本です。データ収集・前処理・可視化・レポーティングを学ぶことができます。
元よりこの本のユーザーであったことから、これまで色々なマーケター・エンジニアにこの本を勧めてきました。
社内にデータ分析に関心のある人が一定数いて、そのような人にR言語を勧める際にこの本はちょうど良いと思っています。
この本は、統計学や機械学習などについて触れてはいないですが、データ分析のほとんどの工程は前処理や可視化ですし、それを行えずして統計学も機械学習も成し遂げることはできないので、現実を知ってもらう上でも良い本です。
この本で自由自在に前処理・EDAができるようになったら、統計学や機械学習について書かれたR言語の本をやるように伝えています。
ここでは、初めてこの本を手に取る方、1版をすでにお持ちの方のそれぞれのお気持ちになって見どころを述べていきます。
- 初めてこの本を手に取る方
- 見どころ1
RStudioの画面の説明やショートカットの説明などが丁寧で、最初の段階で生産性の高いコーディングのための準備が捗る。 - 見どころ2
Webスクレイピングにしっかりと章が割かれている。
データ分析を学ぶに際して、多くのケースで手元にデータがなかったり、関心のあるデータが表形式で提供されていなかったりします。そのため、Webスクレイピングをしっかりと学べるのはデータ分析を自分でやっていくために不可欠な技術だろうと思います。 - 見どころ3
モダンなR言語のツール、dplyr・tidyr・ggplot2・rmarkdownなどについて学ぶことができます。前処理して可視化してレポートするという一連の操作をこの本で学ぶことができます。
- 見どころ1
- 1版をすでにお持ちの方
- 見どころ1
stringrやlubridateなどのライブラリの使い方についてAppendixで40ページ以上が割かれています。RやPythonを行ったり来たりする生活をしていると忘れがちなので、充実のAppendixは嬉しいと思います。stringrは何が出来たっけ?てなりますし、lubridateも非常にしばしば忘れる気がします。 - 見どころ2
tidyrの記述が増えていました。Pythonに浮気をしていると、Rのモダンな書き方に付いていけなくなるかもしれないので、こういった本でキャッチアップできるのは良いことに思います。
- 見どころ1
1版を会社のデスクに置いたまんまにしているので、今度しっかり比較して追記しようと思います。